丁稚のすすめ―夢を実現できる、日本伝統の働き方 の感想

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タイトル丁稚のすすめ―夢を実現できる、日本伝統の働き方
発売日販売日未定
製作者秋山 利輝
販売元幻冬舎
JANコード9784344017719
カテゴリジャンル別 » ビジネス・経済 » ビジネス実用 » 仕事術・整理法

購入者の感想

木工製品で最近著名な秋山木工の社長による、徒弟制度式社員教育の実践と自叙伝。

前半は、秋山木工での徒弟制度式社員教育(秋山社長いわく丁稚)の紹介。

秋山木工では、8年間かけて職人を育てるという。
その前半の4年間が丁稚だ。

まず、入社前からすさまじい。
最低1人3時間以上かけの面接、そして親を交えた三者面談。
本人が育った家庭環境まで、採用に大きく影響させる徹底振りだ。

入社後も、大きな声ではっきりと自己紹介できるまで、何度も繰り返しやらせたり、
「職人心得28箇条」を暗唱させたり、日々スケッチブックにレポートを書かせたり、
丁稚というだけあって徹底している。
丁稚の睡眠時間は、毎日平均3-4時間だそうだ。
かなりのスパルタ式社員教育だが、そこはタイトルどおりで想定の範囲内。

しかし、秋山社長の言葉からは、いろいろと考えさせられ得るものが多い。
「やってみろと言われたことは、考えずに、まずはやって見る」
「“がんばる”は禁止(長続きしないから)、代わりに“本気でやれ”」
「後輩を指導することで、教える側も知識を確認し、確実に自分のモノにできる」
「褒めるだけでは、できないことをできるようにすることは難しい」などなど。

結論から言うと、はじめはできなくても、地道に一つ一つをきちんとこなした人が、最後には一番できの良い職人になるようだ。
そして、できのよい職人になるためには、何より人間性を磨かなければいけない、ということ。

後半は、自叙伝的な話になりるが、できればもっと、秋山木工での日常を書いて欲しかった。
特に、丁稚の生の声が少ないのが少し残念。

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