低欲望社会 「大志なき時代」の新・国富論 の感想

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タイトル低欲望社会 「大志なき時代」の新・国富論
発売日販売日未定
製作者大前 研一
販売元小学館
JANコード9784093798716
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会一般

購入者の感想

大前氏の歯切れの良い論調は、根拠ある資料や自らの見聞調査で説得性はあるし、理解し易く、BTT大学や大前通信、平成維新の会や沢山の著作物やインターネットで発信しているのに、国家戦略や政策として、反映されないのは何故なのか。

稀代なコンサルタントとして、いち企業の問題解決や改善は出来ても、同一民族でも多種多様な価値観や考え方を有している今の日本国民には響かないのか?

大前氏の提言は、一部の知的高等教育を受けた勝者の論理で、大多数の弱者切り捨ての論理なのか?

それとも、横並び意識の、尖った目立った事を嫌う日本人の性質なのか?

いづれにしても、大前氏の予測が確実であれば、先行き数年後には、少子高齢化で移民受入論議をされぬまま、生きる屍と化す日本。

日本の将来に希望が持てなくなりますが、密かに、私は期待している事があります。

日本(人)の変革は、歴史を観ても外圧で変わってきたこと。黒船来航から、敗戦、為替変動、関税障壁の撤廃。日本(人)の自立(自律)神経は、内省では出来にくいですが、外圧が降り掛かると俄然真面目な国民性故に強くなります。内政悪化で憂う日本ですが、外圧が、国債暴落なのか、侵略戦争なのか、天災なのかは解りませんが、いづれにしても、今日の政治家による政策ではラチが上がらないので、いっそ、外圧による危機的状況こそが、制度疲労した日本の体制を見直し、内向き日本人の心の変革を興せる唯一のものではないか、と気付き思いました。

自民党が、商業ビルのPARCOや渋谷109に例えて、「すべての票を取り込む為の総合デパ−トで、議員は自民党と言う商業ビルにスペースを借りて営業しているテナントの様なもの」と言う下りは、言い得て妙で笑えましたが、与党がこうなら血税は使い放題で国債償還は到底無理ですし、いっそハイパーインフレになった方が、国益として理に適っていると首相は考えているのかも知れません。

もしくは、外国の資金流入で経済的な国家分断、結果として道州制に似た地方分権が成立する、やも知れません。

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