破滅―梅川昭美の三十年 (幻冬舎アウトロー文庫) の感想

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参照データ

タイトル破滅―梅川昭美の三十年 (幻冬舎アウトロー文庫)
発売日販売日未定
製作者毎日新聞社会部
販売元幻冬舎
JANコード9784877284848
カテゴリ社会・政治 » 法律 » 司法・裁判 » 刑法・訴訟法

購入者の感想

犯人・梅川昭美の「主役」気取りでセットしてきた
アフロヘアからきついヘアトニックの香りがした。
自動ドアを風のようにすり抜け二三歩ロビーに踏み込むや
散弾銃を天井に向けて発射・・・。
42時間におよぶ惨劇のスタートだった、4人を殺害、
女子行員を裸にし盾にし、同僚行員の(重体)耳をナイフで
そぎ落とさせ、人質に電話係・見張り係・答弁係・食料運搬係
と役割を与え規則違反即射殺という掟でその場を牛耳る。
梅川の過去や動機、事件の時代背景や取り巻く条件を今の時代
に語ってもそれはそれ、これはこれで片づけられるのかもしれない。
しかし事件の架橋、あらゆる手段が通用せず母親の電話にも
応対しない犯人、梅川に母が捜査員数十人の見守る中震えながら
書き出したたった133文字の手紙。
作品中では1ページしか割いていない点だが自分が犯人なら
この直筆の手紙が一番こたえると思う。香川から大阪まで
ヘリで移動させられテレビ中継されカタカナとひらがなの
使い分けもよく分からない母親がどんな思いで手紙を書いたか
は当の梅川が1番知っていたことだろう。
新堂「銀行籠城」のベース本といっていいだろう。
事実に対して星をつけるのもどうかと思いましたが毎日新聞
記者のがんばりに星4つです。

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