無理なく勉強を続けられる人の時間術59 の感想

「時間術」の内容に関しては申し分ないと思う。
特に、ビジネス系の本を一通り読んだがいまだに成果を得られていない人はドキッとするはず。
そういう意味では中級者向けかと。

しかし、文章の中に著者が販売している自己啓発商品の名前をちょいちょい入れて宣伝しているのがいやらしい。

それにカテゴリー分けがイマイチで実践しづらく、大半の人がまた読んで納得しただけで終わってしまう。

今作で古市幸雄氏の引き出しはカラッポになったと思う。

たしかに時間は大事です。
仕事も遊びも家族も友人も大事にしながらも成功している本田直之氏や勝間和代氏みたいになりたいと誰もが思うだろう。

でも、いくら成功したいからとはいえ、仕事と家族しか大事にしていない古市幸雄氏みたいにはなりたくないのである。

誰しもそういう時期が必要だろうし、あってもよいとは思うが、
著者のように友達や酒、音楽、オシャレ、健康、趣味なども全部無駄だと切り捨てて、常に時間と費用対効果ばかり気にしてセコセコ生きたくはない。

これが幸せと呼べるのだろうか