ベンヤミン・コレクション〈2〉エッセイの思想 (ちくま学芸文庫) の感想

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ベンヤミンのアンソロジーの第2巻。
文学作品や作家についてのエッセイを集めている。
ゲーテについてのエッセイでは、ゲーテの生涯を振り返りながら、
その存在を、独自の歴史観を踏まえて、当時の時代状況の中に位置付けている。
翻訳者の指名という文章では、翻訳作業を多くこなしていたベンヤミンが、
自らの経験を踏まえながら、その独自性について論考し、読み応えのある内容になっている。