ルビンの壺が割れた の感想

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タイトルルビンの壺が割れた
発売日2017-08-22
製作者宿野かほる
販売元新潮社
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購入者の感想

確かに衝撃のラストではあるが、伏線らしい伏線がぜんぜん張られてないので「お、おう、そうだったのね……」とあっけにとられるしかない。こんなのより面白い小説いくらでもあるので、1000円も払う必要ないです。

中瀬親方がエンタメ番付で勧めていた。岩井志麻子が微妙な顔をしていたし、発売後のレビューも否定的なものが多かったが、読んでみた。
文体は読みやすく、中盤まではどんな展開が?と期待が膨らむ。ところが、次から次へと明かされる事実が衝撃的すぎて、むしろつまらない。てかあり得ない。
ラストに至っては、はぁ?って感じ。
複雑な話では無いので、モヤモヤ感すら残らない。
何か読み落としたか?と思い読み直すも、雑な伏線というかキーワードが散りばめられているだけ。
どうやら新潮社のマーケティングに乗せられただけのよう。

この1冊だけなら、大成功の商法だろう。しかし、新潮社、中瀬ゆかり、MXに対して、不信感を抱いてしまったのも事実。
無理期間はネタバレ禁止してネットに拡散させる。これって痴漢騒動のあったブラックBOX展を彷彿とさせる。
これらの経験を得るために、1000円と時間を使った、ということに尽きる。

人の手紙を盗み読んでいるような、いやらしい感覚は体験できる。未帆子の最後の一言(これも唐突で違和感バリバリだが)は、何だか読者に向けて発せられているようで、読んだことを恥ずかしく思った。

今回のマーケティングは確かに面白い。無料配布したことで、普段本を手に取らない層も含め、賛否両論、様々なレビューを見ることができる。
ただ、小説そのものは、ネタバレであらすじ読めば充分かと。私はお勧めしません。

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