ふたご の感想
参照データ
タイトル | ふたご |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 藤崎 彩織(SEKAI NO OWARI) |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784163907147 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 |
購入者の感想
SEKAI NO OWARIのsaoriさんの初小説ということで「有名アーティストが書いたのだから、何か本人の人柄や苦労話が知れるはずだ」と思い購入した。深瀬さんからの提案で書き始めたこの物語は、セカオワがメジャーデビューするまでのことを題材にしている(本書のあとがきを簡潔に紹介)。
自分の居場所がなくらないように本音を言わないところなど、女の子が好きな人に接する描写がとてもわかりやすく、切ない。また、恋心を寄せる相手が精神疾患にかかったシークエンスは緊迫感があり少しの恐怖を覚えたほど、小説の世界に引き込まれた。
「自分には才能がな」「自信が持てない」。何をやっても上手くいかないとき、そんな悲しい感情が自分を支配する。でも、その悲しみがあるのは何か目標があるから。それに気づいたとき、前向きになれる。このことはsaoriさん自身のことであり、自分で執筆した作品につけた成績表だと理解した。
自分はセカオワのファンではない。せいぜいバンドのコンセプトくらいしかわからない。そのわずかな情報と本書を照らし合わせたとき、saoriさんという人物、そしてSEKAI NO OWARIのことが知れた気がする。
自分の居場所がなくらないように本音を言わないところなど、女の子が好きな人に接する描写がとてもわかりやすく、切ない。また、恋心を寄せる相手が精神疾患にかかったシークエンスは緊迫感があり少しの恐怖を覚えたほど、小説の世界に引き込まれた。
「自分には才能がな」「自信が持てない」。何をやっても上手くいかないとき、そんな悲しい感情が自分を支配する。でも、その悲しみがあるのは何か目標があるから。それに気づいたとき、前向きになれる。このことはsaoriさん自身のことであり、自分で執筆した作品につけた成績表だと理解した。
自分はセカオワのファンではない。せいぜいバンドのコンセプトくらいしかわからない。そのわずかな情報と本書を照らし合わせたとき、saoriさんという人物、そしてSEKAI NO OWARIのことが知れた気がする。