十字軍物語 1 の感想
参照データ
タイトル | 十字軍物語 1 |
発売日 | 2017-11-15 |
製作者 | 塩野七生 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | 歴史・地理 » 世界史 » ヨーロッパ史 » ヨーロッパ史一般 |
購入者の感想
三巻まで読破したところで、一巻めのレビューです。
塩野さんの著作は主だったものは読んでいるのですが、
この著作も塩野節が心地よかったのでした。
何より、宗教に左右されない氏の立場と、
公平な視点から描き出される「人々の行為(ジェスト)」と、
その結果として紡がれる「歴史」の魅力。
どの時代でも人々はそれなりに必死で生きている。
それにしても、氏の著作である「ローマ人の物語」の読後で、
この著作を読むと、
ローマ時代に繰り広げられた現代にも通じる
戦略戦術の息をのむようなぶつかり合いと、
十字軍の「戦争というよりグダグダの喧嘩」の差に愕然としました。
「西洋も中近東もむしろ『劣化』してないか?」
と思い至らざるを得ず、
だからこそのルネサンスになっていったのかなぁと感じた次第。
塩野さんの著作は主だったものは読んでいるのですが、
この著作も塩野節が心地よかったのでした。
何より、宗教に左右されない氏の立場と、
公平な視点から描き出される「人々の行為(ジェスト)」と、
その結果として紡がれる「歴史」の魅力。
どの時代でも人々はそれなりに必死で生きている。
それにしても、氏の著作である「ローマ人の物語」の読後で、
この著作を読むと、
ローマ時代に繰り広げられた現代にも通じる
戦略戦術の息をのむようなぶつかり合いと、
十字軍の「戦争というよりグダグダの喧嘩」の差に愕然としました。
「西洋も中近東もむしろ『劣化』してないか?」
と思い至らざるを得ず、
だからこそのルネサンスになっていったのかなぁと感じた次第。