少女終末旅行 3巻 (バンチコミックス) の感想

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参照データ

タイトル少女終末旅行 3巻 (バンチコミックス)
発売日2016-04-09
製作者つくみず
販売元新潮社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

二人はイシイに教えられた「西の食料生産施設」に辿り着き、イモの粉(タピオカの原料にもなっているデンプン粉ですかね)でレーションを作ります。ズバリ書いてしまうと、これが作中最初で最後の調理シーンです。
おじいさんとパンを作った思い出が語られ、かつておじいさんと3人で暮らしていた事が判明します。

お馴染み?の考えさせるシーンとして、巨大な集合墓地が登場します。

食料探索?の途中で見つけたビール(作中では「びう」と表記されていますが黄金の発泡する水なのでビールで間違いないでしょう)を飲んで酔っ払い踊るシーンが印象的です。たぶん最初で最後の、いつも感情を意識して制御しているチトが本音だけで語ったシーン。

「ねえ、ユー」
「何?」
「いつかずーっと高くまで登ってさ… 月に行こうよ」
「いいね…」

小麦(大麦を使うビールもありますが)が必要であり複雑な工程の製造となるビールを冷蔵庫でもない場所でどうして長い間保存できたのか?とか細かい事突っ込むのは止しましょう。常温の長期保存に耐えたあたり、日本で一般的なピルスナービール(下面発酵ビール)ではなくエール(上面発酵ビール)、それもインディアペールエール系だったのかも知れません。IPAと略称されることが多い種類のビールですが、もともとイギリス〜インド航路で長期間フネの上で常温のまま樽に入れておいても痛まず飲めるように工夫されたもの(なので名前に「インディア」と付いている)です。由来の通り常温か少し冷やした程度で飲んで美味しいのと、アルコール度数が高いことが殆ど(10%を超えるモノもあります)なので、初めて飲んだチトやユーリが一杯だけで酔っ払ったのも辻褄が合います。

本巻終盤で、遂にこの世界の成り立ちのほんの一端が明かされます。

ほぼほぼ終わってしまった世界を
たくましくもまったりと生きている二人の様子がすごく好きです

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