ゴースト・イン・ザ・シェル 3Dブルーレイ+ブルーレイセット [Blu-ray] の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

「攻殻機動隊のオマージュを散りばめた別の何か」として見ても面白くない。
・景観や重火器の未来っぽさが一昔か二昔前のような
・荒巻課長が滑舌の悪い単なるヤクザ
・アクションシーンにキレがない
・原作、SACなどミックスしてみたけど、まるでファンメイドのインディーズ作品

久しぶりに映画の途中で眠ってしまった。

色々賛否両論があった今作ですが、個人的にはそれなりに気に入っています。
とりあえず、３D版を見た感想としては、街の雰囲気やガラス、水しぶきなどのエフェクトの３Dは中々よかったです。
実写と自然とマッチしている感覚だったので、落ち着いて違和感なく楽しめました。
とりわけ３Dでここが凄いと言う訳ではありませんでしたが、街を眺めるような立体感があってよかったです。
日本語の声優も殆どが『ゴースト・イン・ザ・シェル　攻殻機動隊』で揃えられていたので、自然とその世界へ入り込めました。
GIS、SAC、イノセンスのオマージュも多く、そう言う場面も見つけるのも中々面白かったです。
あと、洋画特有の謎の日本語の看板やイルミネーションは苦笑してしまいましたが。

色々と設定が変わっているので、気になる点は多々ありますが、自分はクゼの扱いがちょっとなぁと思ってしまいました。
復讐なんて低きに流れてしまう久瀬なんて見たくなかった。
と言うのが本音だけど復讐者というキャラは一貫してるのでこれはこれで良いのかな？
あと、課長がヤクザと親分みたいになってて『？』ってなったけど、課長じゃなくて、世界の北野に求められた役だったのか？

全体的には中々面白いアクション映画として楽しめるし、攻殻知らない人でも楽しめる作品だと思います。
画質も音質もよかったので、星４でお願いします。