がっこうぐらし! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | がっこうぐらし! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ) |
発売日 | 2012-12-12 |
製作者 | 原作:海法紀光(ニトロプラス) |
販売元 | 芳文社 |
JANコード | 9784832242364 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
突如起きた異変により生物がゾンビ化し、人を襲うようになった世界。
生存者のゆきたちは、学校内の安全なエリアで「がっこうぐらし」を送っていた……という、新感覚サバイバルものの1巻です。
まず、一読した感想は「話題性重視」「ショッキングな展開」というイメージとは裏腹に、ゾンビものとして極めて丁寧で堅実に手順を踏んだ作品であるということでした。
この作品のポイントは
・生存者が極端に少ないこと
・「敵」の存在や謎の解明は、比較的重要視されていないこと
・ゆきの存在
と言えます。
ある事件を境に心の時間が止まり、自分にだけ見える「めぐねえ」をよりどころにするゆき。
彼女の振る舞いは「電波」「不思議ちゃん」というよりも、辛い現状に対する女性的な自己防衛に見え、切実なものに感じられました。
ゆきの不安定な心が物語のカギを握るのは明白です。
時に危険な提案もする彼女を歯がゆく思いつつ、見守りたい気持ちにかられます。
一方で、ゆきを守りながら生活するくるみとりーさんが不憫に思えるのも確かです。
「たったふたりで日常を守る」という行為は、高校生には荷が重すぎるように思えます。読み進めながら、早く協力者が現れないだろうか、と切なくなりました。
この先の展開が非常に気になる1巻です。
興味を持たれた方、興味を持ちつつもタイミングをうかがっている方は、まずは気軽に手に取ってみるのをお勧めします。
生存者のゆきたちは、学校内の安全なエリアで「がっこうぐらし」を送っていた……という、新感覚サバイバルものの1巻です。
まず、一読した感想は「話題性重視」「ショッキングな展開」というイメージとは裏腹に、ゾンビものとして極めて丁寧で堅実に手順を踏んだ作品であるということでした。
この作品のポイントは
・生存者が極端に少ないこと
・「敵」の存在や謎の解明は、比較的重要視されていないこと
・ゆきの存在
と言えます。
ある事件を境に心の時間が止まり、自分にだけ見える「めぐねえ」をよりどころにするゆき。
彼女の振る舞いは「電波」「不思議ちゃん」というよりも、辛い現状に対する女性的な自己防衛に見え、切実なものに感じられました。
ゆきの不安定な心が物語のカギを握るのは明白です。
時に危険な提案もする彼女を歯がゆく思いつつ、見守りたい気持ちにかられます。
一方で、ゆきを守りながら生活するくるみとりーさんが不憫に思えるのも確かです。
「たったふたりで日常を守る」という行為は、高校生には荷が重すぎるように思えます。読み進めながら、早く協力者が現れないだろうか、と切なくなりました。
この先の展開が非常に気になる1巻です。
興味を持たれた方、興味を持ちつつもタイミングをうかがっている方は、まずは気軽に手に取ってみるのをお勧めします。