ぼくたちは勉強ができない 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) の感想

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参照データ

タイトルぼくたちは勉強ができない 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
発売日2017-06-07
製作者筒井大志
販売元集英社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

長文注意。また以下の感想はあくまで私の主観であることを前提にお読みください。

 この物語は秀才タイプのガリ勉主人公、唯我成幸が、極貧の家族を養うため大学進学に係る全費用が免除される「特別VIP推薦」の条件として、二人の美少女を無事大学に進学させることを命じられることで始まる。緒方理珠は理系に、古橋文乃は文系にと、二人はそれぞれ天才的な才能を持つが、両者とも真逆の学問系で進路を望む。だが二人はその分野では受験学年でありながら、一桁代の点数を出すほどの成績で進学は絶望的だった。一度は進路変更を諭す成幸だったが、二人の本気さに触れ、彼女たちの希望を応援することを心に決める。果たして成幸は二人を無事進学させ、特別VIP推薦を獲得することはできるのか?

 というあらすじをもつラブコメが本作である。
 
 さて上記を読んで「このあらすじだと、ラブの要素なくない?」と感じられる人は少なくないのではないだろうか。事実、本作は当初大きく編集部よりラブコメとして宣伝されるも、僅かに成幸が二人の魅力にドギマギするくらい。逆に二人から成幸への好意の描写はなく、むしろ手厳しさを感じさせるほどだった。さらに、二人の成績が絶望的過ぎて、読者からみても二人がどうすれば成績が良くなるか分からず、教育者としての成幸の負担は増すばかりで、彼に恋愛感情を芽生えさせるのはストーリー的に無理筋であった。

 とはいえ会ってすぐのヒロインから成幸に恋愛感情を覚えるのも不自然である。

 そもそも物語の主目的は成幸が恋をすることではない。ラブコメとして恋をして欲しいのに、三人ともなかなか恋をしてくれないのである。

 二人のメインヒロインはビジュアル的には大変魅力的であり、ラブコメとして何かきっかけがあれば大きく魅力が好転する可能性も秘めている。だが、どうにもストーリーラインとラブコメの軸を合わせられず持て余している印象を受けた。

 女の子は可愛いが、それだけで、このまま打ち切られ記憶から消えゆく運命にある作品。
 あくまでネット上での私の周囲の話であるが、大方の予想がそうだった。

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