小さな「悟り」を積み重ねる (集英社新書) の感想

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参照データ

タイトル小さな「悟り」を積み重ねる (集英社新書)
発売日2011-11-17
製作者アルボムッレ・スマナサーラ
販売元集英社
JANコード9784087206159
カテゴリ人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門

購入者の感想

印象に残ったところを若干抜粋すると・・・

人は他の動物たちと違って自分たちのことを”賢い生き物”だと思っています。
人はいつでも考えるから、考えない動物よりも賢いというわけです。・・・結論
から言えば、考えれば賢くなるというのは幻想なのです。そもそも人は「バカ
だから考える」のです。間違ったことや的外れなことばかり考えて、余計バカ
になっていく。そんな悪循環に陥っているのです。・・・
・・意味を求めたくなるのは、不安な気分に陥った時なのです。しっかりつかま
れるものが欲しいという気持ちが出てきたとき意味をもとめるのです。
意味を求めがちな人は、意味を求めている瞬間、自分は何かにつまづいている
んだということに気づくといいでしょう。・・・

やることは精一杯努力して行うものです。その上で成功しようと失敗しようと、
それほど気にする必要はないのです。成功を期待して失望することもなく、
失敗を恐れて挑戦しない臆病な人間になることもなく、日々、自分がやらなく
てはならないことを精一杯努力する。もっと頑張ればよかった、という後悔の念
が起きないように気をつける。努力がどんな結果をもたらすかは、誰にも知るす
べはないのです。・・・評価して価値に序列をつけることは、世界の気まぐれに
まかせましょう。・・・
仕事や人生は、学校の勉強のように何か正解が必ずあるものではありません。
その都度答えは自分で探すものだし、その答えも一つだけでなく無数になる
可能性があります。・・・
完成は人の頭の中にある観念にすぎない。・・・
豊か過ぎると人は奴隷の生き方を強いられる。・・・
たとえば服を何千着と持っている人がいるとします。でも、それを全て着ようとして
10分おきに着替えるなんてことはできません。食べることが大好きだという人が、
「今日は財布にお金がいっぱい入っているな。ちょっと奮発してランチのお弁当、
10個買おう」と言って、たくさんのお弁当を買っても、とても食べ切れるものでは

人生を尊いものだと思うと、生きることはややこしくなります。「尊い」という思いが、
人生の足かせになってしまいます。(P34)

やることは精いっぱい努力して行うものです。その上で成功しようと失敗しようと、
それほど気にする必要はないのです。成功を期待して失望することもなく、失敗を恐れて
挑戦しない臆病な人間になることもなく、日々、自分がやらなくてはならないことを精一杯
努力する。努力がどんな結果をもたらすかは、誰にも知る由はないのです。(P36)

仕事や人生は、学校の勉強のように必ず正解があるわけではありません。その都度、
答えは自分で探すものだし、その答えも一つだけでなく無数になる可能性があります。(P39)

冒頭から、このように畳み込んでいきます。

内向きの人は自分が潰れるし、外向きの人ははじめから自分を無視している。両者とも
自分というものが成り立たなくなっているのです。(P60)

手をゆるめません。

「ああしなければ」「こうするべきだ」といろいろな自分の生き方のルールを作って。
そのために生きることを困難で不幸なものにしてしまっているのです。
「自分すら頼りにならない」と思っていれば、自分をがんじがらめにしている固定観念から
開放されて柔軟な対応ができます。そうなると失敗も当然少なくなります。(P127)

佳境に入っていきます。

人生は、こうした小さな達成感をどれだけ多くもてるかなのです。(p142)

身の丈にあった適度なサイズの夢を持って、それが実現したら、また次の夢をそこで
描いていく。夢を少しずつ大きくしていくことが、空しさを覚えていることなく夢を
かなえていく方法なのです。(P176)

登りつめます。

わかるんです、アタマでは。
なかなかできないんですよね、私のような凡人には。
でも、少しずつ、少しずついつかここまでです。

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