東京奇譚集 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル東京奇譚集 (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者村上 春樹
販売元新潮社
JANコード9784101001562
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学

購入者の感想

奇譚=不思議な、あやしい、ありそうにない物語。
どれも秀逸な短編5編。
「偶然の旅人」は作者が「体験談」と言って書いている。
その内容は!の連続であった。人生の中で偶然の積み重ねが
ここまでくると、やはりこれもこの短編集に入るべき話である。

そのほかは(たぶん)フィクションだろうけど、どれをとっても
面白い。特に「ハナレイ・ベイ」と「品川猿」がおススメ。

「どこであれそれが見つかりそうな場所で」にちらっと出てくる
『象さん』。村上作品に随所に登場する『象』は何かのメタファー
なのか。これも興味深い作品だ。

短編集の中でも、これは純粋に面白いしとっかかりも難しくない。
村上作品の中でも初心者向きかもしれない。

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