……and Love の感想

　世にグラドルの写真集はいくらでもありますが、グラドル本人の（おそらくは）実体験を元にした小説をパッケージにしたものというのは意外に少ないのではないでしょうか。
　高校時代の誰にでもある甘酸っぱい思い出、田舎出身の女の子が東京に出てきたら必ずあるような出会い、あの杉原杏璃があんなふうにしてこんな風にして男の前で脚を開いていたのかと文章を追っていると、ある意味で画像を見せられるより興奮します。
　言い古された言葉で、「男は別名保存、女は上書き保存」というのがありますが、杉原杏璃さんは自身も作品の中で「男の目線がないとやっていけない世界」と書いておられますが、明らかに「別名保存」の男性的感性をお持ちなのだと思います。
　読み始めると、結構はまってしまいました。ご本人出演の映画化が、今から楽しみです。