ハシビロ家族 (BUNCH COMICS) の感想

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今年５月４日（みどりの日）は、東京都内のすべての動物園が入園無料ということで、ハシビロコウを上野動物園へ見に行きました☆
その独特の面構え、獲物を獲るためならじっと動かない（長い場合は半日以上そのままだそうです）というその独特の生態に前々から興味があったが、動物園のハシビロコウ達は、檻の中を少しずつ歩いたり（長い時間をかけて１周！）、羽を広げて跳び上がってみせるなど、結構サービス精神旺盛（？）でした(*^▽^*)
さて、この作品ですが、ハシビロコウが父、人間の奥さんと娘さん二人からなる家族（名字が橋広<ハシビロ>！）のほのぼの日常を描いたものです。
鳥なので人間の父親とは違うハシビロ父さんではありますが（人語は話せないようですがコミュニケーションはとれてます♪）、家族への愛情は本物です・・・時には邪険に扱われたり（動かないので置物扱い！）、あれこれと出来る限り世話を焼くもののどうしても上手くいかなかったり、年頃の娘達との関係に悩んだりする姿は、同じような境遇の方々はある程度は共感出来るのではないでしょうか。
とはいうものの、父親がハシビロコウでなければならないかというと、その点がどうしてもやや弱い・・・「あとがき」ではハシビロコウを父親とした漫画を描くよう編集者から唐突に連絡があったとのことですが、それにはどうもあまり深い理由はなさそうに思えました。
某携帯電話CMのように、ハシビロ父さんは実は人間が変身させられた姿なのかとも思ったのですが、第８話の彼の回想によると、亡くなった父親も母親も共にハシビロコウなんですよね・・・まあ、そのあたりは突っ込んだらいけないのでしょうけれど(*^。^*)
他の方のレビューによりますと、書籍化（kindle版も）にあたって載ってない話もあるそうで・・・総合評価としては、「普通」の☆３つと致します！