雲表の国―チベット踏査行 (小学館ライブラリー) の感想
参照データ
タイトル | 雲表の国―チベット踏査行 (小学館ライブラリー) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 色川 大吉 |
販売元 | 小学館 |
JANコード | 9784094600124 |
カテゴリ | ノンフィクション » 歴史・地理・旅行記 » 歴史 » その他 |
購入者の感想
商品説明には、「思索紀行」とか書いている。表紙の折り返しにもその文言はあるが、WACか小学館かという昨今の状況を考えると、なんだか笑えるというものである。
実際には「思索紀行」とか言う優雅なものとはほど遠く、全編を貫くのは、色川による中国のチベット侵略への強烈な批判である。私は、一読してすぐには、色川の怒りを共有できずに、辟易したことを覚えている。文化大革命の実情も、今のように歴史的事実としては、認識されていなかった。
先駆的な本であり、今、読んでも古臭いってことは全然ないこの本が、なぜ昨年のオリンピック騒動のときに完全に無視されたのか、本当に解せない(ってことはない)のだが、色川氏本人がどう考えているかは、ネットで検索してください。
当時、この本を読んだ人間は、色川はこう思ってるだろうなと、考えているとおりの発言がヒットします。
1986年、「東北大学日中友好西蔵学術登山隊」に、著者は学術班の班長として同行した。単行本の発売は、1988年。
実際には「思索紀行」とか言う優雅なものとはほど遠く、全編を貫くのは、色川による中国のチベット侵略への強烈な批判である。私は、一読してすぐには、色川の怒りを共有できずに、辟易したことを覚えている。文化大革命の実情も、今のように歴史的事実としては、認識されていなかった。
先駆的な本であり、今、読んでも古臭いってことは全然ないこの本が、なぜ昨年のオリンピック騒動のときに完全に無視されたのか、本当に解せない(ってことはない)のだが、色川氏本人がどう考えているかは、ネットで検索してください。
当時、この本を読んだ人間は、色川はこう思ってるだろうなと、考えているとおりの発言がヒットします。
1986年、「東北大学日中友好西蔵学術登山隊」に、著者は学術班の班長として同行した。単行本の発売は、1988年。