別冊太陽242 星野道夫 (別冊太陽 日本のこころ 242) の感想
参照データ
タイトル | 別冊太陽242 星野道夫 (別冊太陽 日本のこころ 242) |
発売日 | 2016-08-26 |
販売元 | 平凡社 |
JANコード | 9784582922424 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » アート・建築・デザイン |
購入者の感想
星野道夫さんの私生活を紹介しています。アラスカと日本の友人との手紙や、家族の話など、本人のご著書にはでてこない話が、大変興味深かったです。
この本の最後の方に何人かがエッセイを書いている。私が違和感を感じたある写真家のエッセイでは、アラスカの写真を撮る人の中に「観光地化されたスポットを短期間で回り、シャッターチャンスを効率よくモノにする人たちがいる」「観光地で撮られた決定的瞬間よりも、丹念に紡ぎ出された星野さんの写真や文章が人々の琴線に触れる」とし、星野さんの写真の撮り方と比べて、観光地で短期間に効率よく写真を撮る人たちの行為が劣っているような書き方をしている。
けれども、写真を撮る行為は本来自由形式であり、それが長期間であろうと短期間であろうと写真を撮る行為自体に優劣はないし、ましてや撮影対象と向き合う他人の内面や動機など、このある写真家に分かるはずもない。生前の星野さんがこのエッセイを読んだらどう感じただろう。
このある写真家(名前は松本紀生と記されている)は生前の星野さんに会ったことがないそうだが、このエッセイ以外はとてもよく編集された本だったので、このエッセイが掲載されているのは残念でならないし、このエッセイがあると分かっていれば買わなかった。このため評価を☆1個とした。
けれども、写真を撮る行為は本来自由形式であり、それが長期間であろうと短期間であろうと写真を撮る行為自体に優劣はないし、ましてや撮影対象と向き合う他人の内面や動機など、このある写真家に分かるはずもない。生前の星野さんがこのエッセイを読んだらどう感じただろう。
このある写真家(名前は松本紀生と記されている)は生前の星野さんに会ったことがないそうだが、このエッセイ以外はとてもよく編集された本だったので、このエッセイが掲載されているのは残念でならないし、このエッセイがあると分かっていれば買わなかった。このため評価を☆1個とした。