闇の世界金融の超不都合な真実 ロックフェラー・ロスチャイルド一味の超サギの手口 (5次元文庫) の感想
参照データ
タイトル | 闇の世界金融の超不都合な真実 ロックフェラー・ロスチャイルド一味の超サギの手口 (5次元文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 菊川 征司 |
販売元 | 徳間書店 |
JANコード | 9784199060274 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 » 心理学入門 |
購入者の感想
ネットを主な元ネタとして世界金融を如何に資産家が掌握していったか、という内容の本。
ただこの本には所々重大なミステイクがある。
まず内容が大抵の場合、日本でも世界史選択者かつプラスでちょいと掘り下げた情報を集めれば知っているものが多いこと。
故に世界史+経済をちゃんと学んだ人にはあまり得られるものはないだろう。
そして主張は「銀行家たちが一般人を犠牲に金を貪っている」というのが主なのだが。
ちょっと考えれば「中央銀行を支配している彼らが銀行に紙幣を作らせそのまま金を受け取れば良いのに、なんでわざわざ一般人にばら撒いたあとで回収しようとするのか」という疑問も浮かぶ。この問いに本書は答えられていない。
また「銀行屋たちはもうアメリカを民主党政権にはさせない」と前半で言っておきながら後半では「共和党でも民主党でも変わらないと彼らは見ているのだろう。だからどちらでもいいのだろう」などとシレッと書いている。
なんだか色々と後出しジャンケンのような気もする記述が多いしロックフェラー2世の「資本と労働の協調(日本語版は大正10年に訳されたもの)」を読んでないと思われる解説も多い。
一番信用しにくい原因はこの著者が主張する「闇の支配者(=銀行屋)」の誰一人とも会ったこともないという事。
あと「昔は良かった」と言うだけで解決策らしい解決策も用意していないのは老人の戯言のような印象も正直受けてしまう。
扱っている題材は悪くないので星3とする。
ただこの本には所々重大なミステイクがある。
まず内容が大抵の場合、日本でも世界史選択者かつプラスでちょいと掘り下げた情報を集めれば知っているものが多いこと。
故に世界史+経済をちゃんと学んだ人にはあまり得られるものはないだろう。
そして主張は「銀行家たちが一般人を犠牲に金を貪っている」というのが主なのだが。
ちょっと考えれば「中央銀行を支配している彼らが銀行に紙幣を作らせそのまま金を受け取れば良いのに、なんでわざわざ一般人にばら撒いたあとで回収しようとするのか」という疑問も浮かぶ。この問いに本書は答えられていない。
また「銀行屋たちはもうアメリカを民主党政権にはさせない」と前半で言っておきながら後半では「共和党でも民主党でも変わらないと彼らは見ているのだろう。だからどちらでもいいのだろう」などとシレッと書いている。
なんだか色々と後出しジャンケンのような気もする記述が多いしロックフェラー2世の「資本と労働の協調(日本語版は大正10年に訳されたもの)」を読んでないと思われる解説も多い。
一番信用しにくい原因はこの著者が主張する「闇の支配者(=銀行屋)」の誰一人とも会ったこともないという事。
あと「昔は良かった」と言うだけで解決策らしい解決策も用意していないのは老人の戯言のような印象も正直受けてしまう。
扱っている題材は悪くないので星3とする。
この類の本ではどこまでが本当か判断しがたいものが多い中、具体的な証拠を上げながら、非常に分かり易く闇の世界金融の野望を解き明かしてゆく。
在米30年の一庶民が初めて書き上げた、いわゆる陰謀論とは無縁の非常にまじめな本である。
第1章では、今や世界の多くを支配下においているとされる国際金融資本家の危険性を早い段階から見抜いていたアメリカの歴代大統領などの発言を元に、「国際金融資本による世界制覇」の企てが単なる「陰謀論」などではなく、れっきとした事実であることの証明をした上で第2章に進む。
第2章以降では、
・アメリカの歴史の中で彼らのやってきたことの暴露。南北戦争、第1次世界大戦、第二次世界大戦、ベトナム戦争、ロシア革命など。
・諸悪の根元である連邦準備制度の正体と軍産複合体の問題点。
・CFR(外交問題協議会)、RIIA(王立国際問題研究所)、ビルダーバーグ・グループ、日米欧三極委員会の設立の経緯とその正体。
・銀行の起こりと、そこからロックフェラーが金融を支配するようになる経緯、そして彼ら金融資本の目指す世界支配のもくろみ。
といった、核心に迫る話題を次々と展開する。
最後の方で書かれているが、残念ながら我が日本銀行も、1998年の日銀法改正により、他の先進国の中央銀行同様、彼らの支配下に完全に入ってしまったようだ。
ここに書かれていることはほとんどがれっきとした事実であり、その事実をできるだけ多くの人が知ることが、世界金融資本家の野望を打ち砕く唯一にして最大の手段なのである。
この本が多くの人に読まれることを願うのみである。
在米30年の一庶民が初めて書き上げた、いわゆる陰謀論とは無縁の非常にまじめな本である。
第1章では、今や世界の多くを支配下においているとされる国際金融資本家の危険性を早い段階から見抜いていたアメリカの歴代大統領などの発言を元に、「国際金融資本による世界制覇」の企てが単なる「陰謀論」などではなく、れっきとした事実であることの証明をした上で第2章に進む。
第2章以降では、
・アメリカの歴史の中で彼らのやってきたことの暴露。南北戦争、第1次世界大戦、第二次世界大戦、ベトナム戦争、ロシア革命など。
・諸悪の根元である連邦準備制度の正体と軍産複合体の問題点。
・CFR(外交問題協議会)、RIIA(王立国際問題研究所)、ビルダーバーグ・グループ、日米欧三極委員会の設立の経緯とその正体。
・銀行の起こりと、そこからロックフェラーが金融を支配するようになる経緯、そして彼ら金融資本の目指す世界支配のもくろみ。
といった、核心に迫る話題を次々と展開する。
最後の方で書かれているが、残念ながら我が日本銀行も、1998年の日銀法改正により、他の先進国の中央銀行同様、彼らの支配下に完全に入ってしまったようだ。
ここに書かれていることはほとんどがれっきとした事実であり、その事実をできるだけ多くの人が知ることが、世界金融資本家の野望を打ち砕く唯一にして最大の手段なのである。
この本が多くの人に読まれることを願うのみである。