日本の歴史〈16〉元禄時代 (中公文庫) の感想

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参照データ

タイトル日本の歴史〈16〉元禄時代 (中公文庫)
発売日販売日未定
製作者児玉 幸多
販売元中央公論新社
JANコード9784122046191
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » 全集・選書

購入者の感想

シリーズを通して読んでおる。
大河ドラマでは幕末と戦国のみで、動乱の時代ゆえたしかに面白く、なじみも深い。
それに対して太平の江戸時代半ば。面白くもなんともないし、なじみも薄い。
などと思っていたが、全然そのようなことはなかった。
この時代の登場人物は「犬将軍」や「赤穂浪士」など、ほかに「水戸黄門」もこの時期の人。むしろ時代劇でおなじみの時代ということで身近な存在であった。
 古代から中世の歴史が「公家」や「武家」といった民衆とは程遠い存在の歴史が中心になりがちなのに対し(資料そのものが彼らのものしかのこっておらぬゆえ)、この時代になると一般の民衆の生活というものが具体的に見えてくる。ゆえに歴史というものをより身近に感じる時代でもある。

この巻においては家綱、綱吉の将軍時代が記述されており、日本史においてもっとも有名「元禄赤穂浪士討ち入り事件」もここに収められている。
「時代の大転換点」こそないものの、太平ゆえの「風俗」とか「文化」などそのあたりも詳しく記述しており、読み物としても十分楽しく読ませていただいた。

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