花にもの思う春―白洲正子の新古今集 (平凡社ライブラリー) の感想
参照データ
タイトル | 花にもの思う春―白洲正子の新古今集 (平凡社ライブラリー) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 白洲 正子 |
販売元 | 平凡社 |
JANコード | 9784582762075 |
カテゴリ | 古典 » 日本の古典 » 古代・中世文学 » 新古今和歌集 |
購入者の感想
この本によると、三島由紀夫は、『新古今和歌集』を忘れたから、日本語が汚くなった。と述べたそうである。
幼い頃に国語辞典を読破したという三島だからこそ、そう言えたのかもしれない。そう考えてしまうほど、『新古今和歌集』は、筆者の言うように、『一時一時目を凝らして読まなければ意味が分からない』和歌ばかりである。
だが、その難解な『新古今和歌集』を、和歌の歴史解説と『新古今和歌集』のメジャーな歌人についての解説を以って、分かりやすいものにしてくれた筆者に、敬意を表したい。
(NHKで取り上げられた『西行』(新潮文庫)とあわせて読むと、『新古今和歌集』の世界がより広がるだろう)
『新古今和歌集』だけではなく、それまでの和歌の歴史も知ることが出来る、二度おいしい本である。
幼い頃に国語辞典を読破したという三島だからこそ、そう言えたのかもしれない。そう考えてしまうほど、『新古今和歌集』は、筆者の言うように、『一時一時目を凝らして読まなければ意味が分からない』和歌ばかりである。
だが、その難解な『新古今和歌集』を、和歌の歴史解説と『新古今和歌集』のメジャーな歌人についての解説を以って、分かりやすいものにしてくれた筆者に、敬意を表したい。
(NHKで取り上げられた『西行』(新潮文庫)とあわせて読むと、『新古今和歌集』の世界がより広がるだろう)
『新古今和歌集』だけではなく、それまでの和歌の歴史も知ることが出来る、二度おいしい本である。