華麗なるギャツビー(字幕版) の感想

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タイトル華麗なるギャツビー(字幕版)
発売日2013-11-26
監督バズ・ラーマン
出演レオナルド・ディカプリオ
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カテゴリAmazonビデオ » カテゴリー別 » 外国映画 » ドラマ

購入者の感想

毎夜贅を尽くしたパーティーが開かれ、来る者は拒まずの狂喜乱舞が繰り広げられる。
その城のような館に住む、謎の若き富豪。
彼の不器用で危険な愛の行方を、1920年代初頭景気に沸く米国の光と影を背景に、
ただひとり、いい意味で凡庸な男ニックの目を通して見る物語。

ギャツビーを演じるレオナルド・ディカプリオ。
怪しげな色香を漂わせ、純愛が盲目的な愛へと変わって行く様を
時に繊細に 時に激しく、見事に演じています。
その愛を一身に受ける人妻デイジーを演じるのは、キャリー・マリガン。
彼女の出演作品を数本見ましたが、天性の女優、その度に見せる違う顔に驚きます。
今回も上流階級の華、無邪気な少女のような振る舞い、安全地帯に逃げ込む計算高さ・・・
一人の女性の中に潜む色んな顔を見せてくれます。
そして鼻持ちならない男、デイジーの夫トム (ジョエル・エドガートン)
この三人を中心に、ひと夏の出来事を見守り続けたデイジーのいとこニック (トビー・マグワイア)
作家志望の彼が、物語を綴ります。

前半に見るパーティーシーンの映像に圧倒されます。
歌い踊る人の波、音楽の選曲にセンスが光り、
そこに集う女性の装いの美しさは、当時の雰囲気を最も感じさせる物の一つでありながら
現代にも通用するモダンさを兼ね備えています。
観客も、栄耀栄華に酔いしれるひととき。
でもそんな光り輝く暮らしの足元には、好景気とは無縁の世界が広がっていました。
狂乱の時が過ぎれば、現実が口を開けて待っている、そんな風にも見える灰色の世界。

この物語はギャツビーの愛憎劇とも言えます。
一途で不器用な愛が徐々にその道を誤り、思い通りに行かないことに苛立つ姿は痛々しくて。
血筋の違いや貧富の差、手にする者と逃す者。
生きる場所と心の中に浮かび上がる光と影 その光に群がる人々の薄紙のような繋がり・・・
細部にまでこだわる美しい映像と熱い演技で、大胆且つ繊細に描いています。
“愛”

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