増補新版 親子が輝くモンテッソーリのメッセージ の感想

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モンテッソーリ教育の根本的な原理と内容、そして期待される教育効果が、分かりやすく紹介されています。
幼児期のこどもの「反抗期」を、「敏感期」として正しく理解することで、親がイラついたり叱ったりすることを減らせる可能性があるだけでなく、こどもの才能を伸ばし情感豊かな心を創ることができることを納得できました。

赤ちゃんが生まれたばかりのお父さんお母さんや、子育てに悩んでいる人は、読んでみるとよいと思います。

この本には、家庭での子育てで、親にできる範囲内で実践できることが、具体的に書かれています。
お母さま方の体験談がたくさん紹介されているので、わが身にひきつけて実感できました。
子どもの自立のために、親としてこれからできる工夫の糸口が見つかりました。
親子ともに、人格の力が育って、人として賢く、精神的にも豊かで温かい素養を身につけることができれば、と感じています。
(人格の力とは、以下の5つです。P43
自分で考えて実行する力
計画する力
見通しをもって行動する力
段取りをする力
抑制する力)

環境を整えて、相手の現実を観察して、やって見せる(提示)というスタンスは、子育て以外の社会生活でも役立つでしょう。
相手が大人でも経験してきた知識が違うので、「怒りながら教える」のではなく「教えながら、教える」ように努めたいと思います。

P.S.
私は、遊び(開始と終了が自由)と仕事(完結させる)の違いが分かりました。