シルバー川柳2 (一般書) の感想

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参照データ

タイトルシルバー川柳2 (一般書)
発売日販売日未定
製作者全国有料老人ホーム協会
販売元ポプラ社
JANコード9784591133903
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 詩歌 » 句集

購入者の感想

なんと「シルバー川柳」の第二弾がはやばや登場です。
既刊本もよかったのですが、本書も理屈抜きに笑える名作川柳集です。

いくつか紹介しようと考えましたが、無粋ですよね。
是非、手に取って、一回でも多く笑ってください。

この「シルバー川柳」とは「社団法人全国有料老人ホーム協会」が主催し、
2001年から毎年行われている川柳作品の公募名称。
本書には第四回から十二回までの入選作を含む90作品が掲載されています。

老年世代を意味する「シルバー」は和製英語ですが、
こうした日本人の言葉のセンスは本当に素敵ですね。

90作品のうち男性が57名、女性が33名という内訳。
前作同様、男性の作者が多く入賞しているのは「川柳」という文化の伝統からでしょうか。

年老いていくことの悲哀をユーモアや冗談で詠い上げる文化として、
この「シルバー川柳」も定着した観があります。

実際の「シルバー世代」と「これから世代」で構成されていますが、
様々な関係性が微妙に作品のタッチに影響しています。
「見立て」で老いを表現した作品にも味わいはあるものの、
やはり「シルバー世代」の臨場感には、かないませんね。
また「子供」の視点で「親」を愛情豊かに観察した作品も素敵です。

本書の川柳作者のうち、最年少の岡山県の小学二年生(7歳)の作品が掲載されています。
「おばあちゃん」に対する孫の素直な気持ちがストレートに表現された素敵な作品です。
このお孫さんも、いずれ年老いていくのです。
冷静に考えれば「老い」を経験できるとは、「長寿」が前提ですから…
こんなご時勢ですが、「明るく前向きに」いきたいですね。
身体的な健康はもとより、「笑い」の精神に及ぼす影響は大きいと思います。

このシルバー川柳を気に入っていただけた方には、
是非、『老福論−人は老いるほど豊かになる』(一条真也著・成甲書房)の併読をオススメします。

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