米中激突 戦争か取引か (文春新書) の感想
参照データ
タイトル | 米中激突 戦争か取引か (文春新書) |
発売日 | 2017-07-20 |
製作者 | 陳 破空 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 軍事入門 |
購入者の感想
筆者は1989年の天安門事件にもリーダーとして関わった民主化運動家で、現在は在NYの政治評論家として活動中。その筆者から見た米中関係、その周辺の韓国、ロシア、日本を含めた地政学的なインテリジェンスの解説は極めて興味深い。
トランプと習近平はどちらも悪童体質で似た様な境遇で育って来たこと、現在中国の周辺で緊張の度合いが高まっている原因は中国の挑発行為と拡張主義にその原因があること、在日米軍の一部を台湾に移転させるという絶妙なアイデア、キッシンジャーや親中派から親ロ派に変わったとされること、ロシアの対中観が歴史と共に変わって来ていること、北朝鮮の核ミサイルは中国の支援によるものであり、中国にはこれを取り除く義務があること、中国・習近平から見た金正男の暗殺事件の示唆するもの、トランプが米国大統領となったことは、米国が中国に対処する上では効果的であることなど、中国政府に対して批判的な在米中国人政治評論家の見方は、日本では触れることの出来ないインテリジェンス情報に溢れている。
トランプと習近平はどちらも悪童体質で似た様な境遇で育って来たこと、現在中国の周辺で緊張の度合いが高まっている原因は中国の挑発行為と拡張主義にその原因があること、在日米軍の一部を台湾に移転させるという絶妙なアイデア、キッシンジャーや親中派から親ロ派に変わったとされること、ロシアの対中観が歴史と共に変わって来ていること、北朝鮮の核ミサイルは中国の支援によるものであり、中国にはこれを取り除く義務があること、中国・習近平から見た金正男の暗殺事件の示唆するもの、トランプが米国大統領となったことは、米国が中国に対処する上では効果的であることなど、中国政府に対して批判的な在米中国人政治評論家の見方は、日本では触れることの出来ないインテリジェンス情報に溢れている。