脱北者 (BANSEI POCKET) の感想
参照データ
タイトル | 脱北者 (BANSEI POCKET) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 韓 元彩 |
販売元 | 晩聲社 |
JANコード | 9784891883065 |
カテゴリ | 文学・評論 » 評論・文学研究 » 外国文学研究 » 中国文学 |
購入者の感想
村上龍氏の「半島を出よ」のモチーフとして紹介されていたことから、私は本書に出会いました。
内容は他の方のレビューにもあるように、読んでいて辛くなってくる本です。
正直なところ、執筆されたハンウォンチェ氏に私は共感することが出来ませんでした。
「なぜ、そんな苦労をしてまで北朝鮮を出たいと思うのか」が私には理解できなかったからです。
しかし、本書を読み終えて一息ついた時、ハンウォンチェ氏を脱北へと駆り立てた動機が胸に迫ってきました。
「この国には希望がない」。
ただその一つの言葉が、彼を脱北へと向かわせたのだと気づいた時、本書が普遍的な力強さを持った書物だという事に気付かされました。
同じアジアの隣人として、北朝鮮という国も、そしてこの日本も、希望の国へと変わっていけることを願うばかりです。
内容は他の方のレビューにもあるように、読んでいて辛くなってくる本です。
正直なところ、執筆されたハンウォンチェ氏に私は共感することが出来ませんでした。
「なぜ、そんな苦労をしてまで北朝鮮を出たいと思うのか」が私には理解できなかったからです。
しかし、本書を読み終えて一息ついた時、ハンウォンチェ氏を脱北へと駆り立てた動機が胸に迫ってきました。
「この国には希望がない」。
ただその一つの言葉が、彼を脱北へと向かわせたのだと気づいた時、本書が普遍的な力強さを持った書物だという事に気付かされました。
同じアジアの隣人として、北朝鮮という国も、そしてこの日本も、希望の国へと変わっていけることを願うばかりです。