ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒 (講談社+α新書) の感想
参照データ
タイトル | ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒 (講談社+α新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 適菜 収 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062727846 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
三島の著書も、適菜の著書も結構読んでいるが、
本書は三島ファンからすれば、彼の思想の一面のみを取り上げた我田引水的な記述だらけと思えよう。
文学・美学的な面はさておいて三島の憂国的な言葉を収集して、
適菜が自説を開陳するという構成である。
しかし、適菜の文才を評価している私には大いに楽しめた。
ま、記述が散漫な部分が多いが、流れるような言文一致体はスラスラ読めて快適である。
世間からは保守派と目されている安倍晋三や橋下徹に対する辛辣な罵詈雑言も楽しい。
冒頭の
「結論から言うと、もうダメでしょうね。日本は。
完全に腐っている。」
こういう文体に惹かれる人にはお薦めです。
本書は三島ファンからすれば、彼の思想の一面のみを取り上げた我田引水的な記述だらけと思えよう。
文学・美学的な面はさておいて三島の憂国的な言葉を収集して、
適菜が自説を開陳するという構成である。
しかし、適菜の文才を評価している私には大いに楽しめた。
ま、記述が散漫な部分が多いが、流れるような言文一致体はスラスラ読めて快適である。
世間からは保守派と目されている安倍晋三や橋下徹に対する辛辣な罵詈雑言も楽しい。
冒頭の
「結論から言うと、もうダメでしょうね。日本は。
完全に腐っている。」
こういう文体に惹かれる人にはお薦めです。