カラダの知恵 - 細胞たちのコミュニケーション (中公新書) の感想

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参照データ

タイトルカラダの知恵 - 細胞たちのコミュニケーション (中公新書)
発売日販売日未定
製作者三村 芳和
販売元中央公論新社
JANコード9784121024350
カテゴリジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 基礎医学 » 解剖学

購入者の感想

内容は、正直言って難しい部分が多い。しかし、著者の専門分野である「外科侵襲学」等の知見を使って、カラダの不思議をこれでもかというほど説いてくれる。専門的な用語やメカニズムを理解するのは無理としても、カラダの不思議をたたみかけるように説いてくれる流れにまかせて楽しむことができ、そして驚きと感激を味わうことができた。言い換えると、専門的な理解はあきらめて、カラダの不思議を深く味わうと割り切って読むのが本書の読み方ではないかと思う。
著者も、専門用語での説明に添えて、わかりやすい(そしてずいぶんと)くだけた比喩を示してくれているのも好ましく感じた。著者のお母さんの思い出に触れた部分と合わせて、その飾らない人柄がしのばれる。
それにしても、カラダの不思議は奇跡としかいいようがなく、何億年という時を経てできあがってきたものと言うが、私は造物主の存在を改めて感じざるを得なかった。

毎日のように医学文献を読んでいた頃、インターロイキン(IL)の数が増えていきました。IL-8の後はそれぞれの機能が整理されるまで、訳の判りにくい世界だった記憶があります。
それらをまとめようとしたのが本書です。しかも素人でも判るようにという本書の目論みは失敗しました。学術的に理解しようとしても、数珠つなぎの難解な世界、登場人物が多すぎます。さらに細胞内で起こっていること、血管内で起こっていることの区別も判りません。
個人的には昔、理解した身体の仕組みの理解の再生になりましたが、そういった基礎知識のない方には読破は無理でしょうね。

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中央公論新社から発売された三村 芳和のカラダの知恵 - 細胞たちのコミュニケーション (中公新書)(JAN:9784121024350)の感想と評価
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