米中激突 戦争か取引か (文春新書) の感想

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タイトル米中激突 戦争か取引か (文春新書)
発売日販売日未定
製作者陳 破空
販売元文藝春秋
JANコード9784166611379
カテゴリビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 各国経済事情 » 世界

購入者の感想

【要旨】
膨大化を続ける中国に対し、もはやアメリカでも対処できないのではないか?
本書ではそんな疑問に対して中国が、私達が思っているほどの強国ではなく中共が思っているほど盤石な政権ではないと教えてくれる。
亡命中国人である筆者は、習近平ならびに中共に対して猛烈な批判を行うと共にに、彼らにはトランプ外交への焦燥感があり、イメージほどの強い政権ではなく、どうにかして状況を打開すべくか頭を抱えている状況だと指摘する。

焦燥感の理由は以下の通りである。
* 以前の政権と異なり、中国が先に国際ルール違反を犯し、それを交渉材料とするならず者外交が通用しない。
* トランプは尖閣の安保適用の明言を始めとし、明らかに日本を優遇する外交戦略をしいており、それによって中国での東アジアでのプレゼンスを低くなりつつある。
* 中共繁栄とトランプの外交戦略にも大きな役割を果たしているキッシンジャーが地政学的リスクから、冷戦時とは真逆の親露外交に変更した。
* トランプが台湾を交渉カードとして用いており、一つの中国を堅持したい中国に対してそのカードは非常に強力に作用している。
* 中国はもはや北朝鮮をコントロールできておらず、そのミサイルが北京にも向いている現状では、むしろ経済援助という名の朝貢を行っている。

【感想】
・日本の中共の向き合い方にすいて
"戦争 or 交渉"の副題が示すとおり、日本は民主化さておらずあらゆる外交的手段を講じる中国と対峙していくために軍事的及び地政学的に有意な状況を生み出しつつ(防衛力強化、安保強化、ロシア・ベトナム・インドとの関係強化)、トランプ同様にビジネスライクに交渉していくのがやはりベストプラクティスであると感じた。

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