広島反転爆撃の証明 の感想
参照データ
タイトル | 広島反転爆撃の証明 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 若木 重敏 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784163434100 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 文学・評論 |
購入者の感想
ヒロシマ原爆については日本人ならほぼ全ての人は知っているだろう。外国人でも大勢の人々が知っているはずだ。それなのに今でも謎の部分があるとは歴史的事実とはなんなのだろうと考えさせられる。日本は世界で初の被爆国だと、いろいろなところでいろいろな思惑の下に称えられているが、事実としての原子爆弾の炸裂により8月6日の広島市内は凄惨な地獄絵が展開されていた。その細部について現場にいた人ではなければ書けないリアルな描写をした文章にあたかも現場にいたように錯覚させられた。何機でどのように落としたのか。我国の政策決定システムの国民性も含めた問題点。投下までの終戦に向けての戦勝国同士の駆け引き等、事実と真実とは何なのか非常に考えさせられる。是非一読をお奨めしたい。