幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」 の感想

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タイトル幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
発売日2017-06-16
製作者橘 玲
販売元ダイヤモンド社
JANコード登録されていません
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 人生論・教訓

購入者の感想

「幸せとはなんだろう」と考えたとき、世の中の争いはお金、人間関係、そして個人の健康状態が主な原因であり、そして幸せは個人の感情なので、それぞれの人の幸せのものさしが違うと思っていました。お金があっても必ずしも幸せではないし、貧乏であっても幸せな人はいる。豊かな人間関係が幸せな人もいるし、ごくわずかの人と繋がっていれば、基本一人でいる方が幸せな人もいる。それにプラスして健康。
つまり、不幸せの原因は経済・人間関係・健康にあるから、これが満足な状況であれば幸せだとアバウトに思っていました。
ところが橘さんのこの本では幸せの反対は不幸ではなく貧困なんだと(貧困と貧乏とは違う)
貧困=不幸せな状態(=幸せになれない状態)、この認識は目からウロコです。
また橘さんのこの本には、金融資本(経済)社会資本(人間関係)人間資本(自分のもつスキルや価値観)の3つが幸せの土台だと規定し、このうちの一つでもしっかりしていれば幸せになるが、(一つだけでは、それが崩れたら即貧困に陥る。3つしっかり構築できればすばらしいが、それができるのはスーパーマンだ、普通の僕らにはこのうち2つの土台づくりができれば、かなり安泰な幸せに繋がる)というような内容だと解釈しました。確かにそのとおりだと思います。ただこの3つの土台の中心は人間資本でこの土台作りは必須でもう一つは社会資本と金融資本のバランスなのかなと感じています。自分の考えをまとめるのにとても役に立った本の一つです。

「ライフシフト(リンダグラットン著)」では、
資産を「有形資産」「無形資産」に区分けする視点で、
人生設計について描かれていましたが、
本著では、
「金融資本」「人的資本」「社会資本」という、
3つの資本をベースに人生設計が描かれており、
3つの資本の有無で、「ソロ充」「プア充」「リア充」など、
人生を8パターンに区分する切り口が面白い本でした。

そして、あとがきにて、
心理学者が、どのようなアドバイスが有用なのかを明らかにした
シンプルな原則、
「 ひとは、自分と似ているひとからの助言がもっとも役に立つ」
によれば、

著者同様に、「論理性・経済合理性」のある人には、
特に役立つ本かと思います。

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