幼女戦記 (1) Deus lo vult の感想

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参照データ

タイトル幼女戦記 (1) Deus lo vult
発売日2013-10-31
製作者カルロ・ゼン
販売元KADOKAWA/エンターブレイン
JANコード9784047291737
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー

購入者の感想

基本的に主人公が現代の知識を持って活躍するお話です。
戦争の火種がくすぶるドイツによく似た国を舞台に、
まさしく英雄的な活躍をする軍人を描く痛快な作品ですが、
・ロジカルな主人公のことを好きになれるか
・多少癖のある文章を看過できるか(後述)
という点は強く人を選ぶと思います。

あと主人公は幼女ですがサービス精神が全くありません。
ミニスカ軍服だとか戦闘で服が破けるとか裸になる癖があるとか
そういう要素は全くないです。
性格的にはとにかく論理的で破綻と矛盾がなく、
そういうところも痛快さを生んでいると思います。

異世界で戦争というとつい最近アニメ化されていたGATEと似ていますが、
GATEは群像劇で様々な思惑が交錯する中で物語が進むのに比べて、
幼女戦記は基本的に主人公中心で物語が進みます。
他者の視点も主人公の行動を別視点で捉えたときの印象・効果に終始します。
そのためかレギュラーで登場する名前のあるキャラクターの数は大変少ないです。

ただし地の文にいくつか癖があり
・前後の行で説明なく突然場面転換している
・修飾された文同士がつながっていて主語が不明瞭
・回りくどく迂遠なわかりにくい表現
・「ともあれ」を「とまれ」と変化させる(※とまれ自体は正しい日本語)
という明らかな欠点が存在します。
とはいえラノベとしては許容範囲で読み進めるのが難解という程には感じませんでした。

万人にオススメはしませんが戦争で英雄的な活躍をするという痛快なものなので、
好きな人なら十分オススメできるものです。

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