日本の正論 の感想

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タイトル日本の正論
発売日販売日未定
製作者平川 祐弘
販売元河出書房新社
JANコード9784309246673
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

本書は2009年7月27日から2014年6月25日にかけて、平川先生が産経新聞「正論」欄に
年十回ほどの割合で寄稿した随筆四十八編をまとめたものです(一編のみ月刊will2014年9月号)。

過去五年間に起きた事件や出来事を振り返るよすがになるだけでなく、時流に媚びず、常に正論を言い続けて
きた先生の姿を楽しく読むことができます。まず初回でぶった斬ったのは、当時悪名を馳せたNHKの「Japanデビュー」。
「始めに結論ありきのイデオロギー的史観に合うよう材料を恣意的に並べただけの安直な制作で史実を歪めた。
受信料を払うに値しない。」正論です。結果がどうなったか、五年の歳月が全てを物語っています。

読んでいて気づいたのは、先生が本書の中で貫徹してぶった斬っている「奴等」が二つあったことでした。

一つはよくある「戦後ミンシュシュギ」的なもの。左翼新聞のエセ平和主義的シニシズムを先生は徹底的にぶった斬ります。

「なにしろ、この国には外国語で外国人と対決したことのない、もっぱら国内向けの国際主義者が多数いる。
大新聞や大書店も反国家を売り物にしている。ミッション左翼の学校も反天皇・反国家で、建国記念を
祝わぬようにと二月十一日を試験日にしたりする。(中略)こんなままでよいのか。
反国旗・反国歌・反国家主義の人に聞きたい。西洋のキリスト教学校で自国の国旗掲揚や国歌斉唱に反対の
学校はあるのか。母国が恋しいのは人間性の自然、自分の母が好きと同じだろう。信者が天国に憧れるのも
同じだろう。それをよもや偏愛とは言うまい。」そう考えるのがフツーだよなぁ。ってゆーか、ミッション系の
学校がそんなにドス黒かったとは知らんかった(いや、この場合真っ赤っかか)(°д°)。

もう一つの「奴等」とは、仏文学者のことです。仏文学なんて自分らのようなフツーの人間には全く縁が無い
代物なんで最初は読んでいて「?」「?」の連続でしたが、やがて意味がわかると大爆笑でした。

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