パンセ〈1〉 (中公クラシックス) の感想
参照データ
タイトル | パンセ〈1〉 (中公クラシックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | パスカル |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121600141 |
カテゴリ | 人文・思想 » 哲学・思想 » 西洋思想 » 西洋哲学入門 |
購入者の感想
これがパンセの正式な名称。
もともとパスカルのメモ書きを起こしたものなので、一つ一つは短い。
そのため、ダブっているところもあるが、読みやすい本でもある。
また、細かく切れているため、興味のないところは飛ばして読める。
私は、宗教には興味がないので、そこら辺はばっさり飛ばした。
以下、印象に残ったものを
「君は人からよく思われたいと望んでいるのか。それなら、そのことを自分で言ってはいけない。」(p30)
「あまり早く読んでも、あまりゆっくりでも、何もわからない」(p42)
「(前略)このようにして人は、正しいものを強くできなかったので、強いものを正しいとしたのである」(p221)
「正義とはすでに成立しているものである。したがって、われわれのすべての既成の法律は、それがすでに成立しているという理由で、検討されずに、必然的に正しいと見なされるであろう。」(p228)
「敬意とは、「めんどうなことをしなさい」である(後略)」(p231)
「考えが人間の偉大さをつくる」(p248)
「われわれが徳のなかに身を保っているのは、われわれ自身の力によるのではなく、相反する二つの悪徳の釣り合いによってである。ちょうど、反対方向の二つの風のあいだでわれわれが立っているように。それらの悪徳の一つを取り除くがいい。われわれは他のほうにおちこむだろう」(p254)
「あまりに自由なのはよくない
――
必要なものがみなあるのは、よくない」(p265)
「反対があるということは、真理を見分けるよいしるしではない
多くの確かなことが反対されている。
多くの嘘が、反対なしにまかり通っている。
反対のあることが嘘のしるしでもなければ、反対のないことが真理のしるしでもない。」(p268)
もともとパスカルのメモ書きを起こしたものなので、一つ一つは短い。
そのため、ダブっているところもあるが、読みやすい本でもある。
また、細かく切れているため、興味のないところは飛ばして読める。
私は、宗教には興味がないので、そこら辺はばっさり飛ばした。
以下、印象に残ったものを
「君は人からよく思われたいと望んでいるのか。それなら、そのことを自分で言ってはいけない。」(p30)
「あまり早く読んでも、あまりゆっくりでも、何もわからない」(p42)
「(前略)このようにして人は、正しいものを強くできなかったので、強いものを正しいとしたのである」(p221)
「正義とはすでに成立しているものである。したがって、われわれのすべての既成の法律は、それがすでに成立しているという理由で、検討されずに、必然的に正しいと見なされるであろう。」(p228)
「敬意とは、「めんどうなことをしなさい」である(後略)」(p231)
「考えが人間の偉大さをつくる」(p248)
「われわれが徳のなかに身を保っているのは、われわれ自身の力によるのではなく、相反する二つの悪徳の釣り合いによってである。ちょうど、反対方向の二つの風のあいだでわれわれが立っているように。それらの悪徳の一つを取り除くがいい。われわれは他のほうにおちこむだろう」(p254)
「あまりに自由なのはよくない
――
必要なものがみなあるのは、よくない」(p265)
「反対があるということは、真理を見分けるよいしるしではない
多くの確かなことが反対されている。
多くの嘘が、反対なしにまかり通っている。
反対のあることが嘘のしるしでもなければ、反対のないことが真理のしるしでもない。」(p268)