才輝礼讃 - 38のyumiyoriな話 の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル才輝礼讃 - 38のyumiyoriな話
発売日販売日未定
製作者松任谷 由実
販売元中央公論新社
JANコード9784120042980
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇

購入者の感想

38人(組)分の対談集なので、ちょっとずつ読もうと思っていたのだが。
・・・一晩で読破してしまった。単純に面白い。

よくもまあ、この人を引っ張り出してこられたな、という対談相手もいたりして。
石原慎太郎然り、森光子や吉永小百合然り。
その他もビックネームがずらり。
でも、単なるビックネーム人選ではない。
「新聞紙上での対談という機会でなくては会えない人」(ユーミン自身のあとがきより)という人選であり、
果たして、この人、ユーミンとの話の中で、どんな事を語るのだろう?という、
対談内容が予測不能な、非予定調和的な人選が多かった。
それがよかったのだと思う。読んでいて、わくわくする感じがあった。
多分、ユーミン自身も、わくわくした気持ちをもって、話を引き出していたのだと思う。

大御所や、文化人や、学者。実はこういう人達相手の対談って、退屈になってしまう事が多いと思うのだ。
聞く側に緊張や遠慮があると、聞かれる側も、結果的に、通り一辺倒な答えしか、どうしてもできなくなってしまう。
また、手堅い質問ばかりでは、やはり答えも堅い方向に偏りがちになる。
ひいては、あざとい感じになってしまったりもする。
しかし、聞き手が「ユーミン」という特別な存在である事が、対談の中に独特の空気を生み出している。
これが面白いのだ。
聞かれる側が、聞き手に、一目置いている、もしくはリスペクトしている、という独特の空気。
ユーミン自身も対談相手からいろいろなものを引き出したいし、
対談相手側も、この対談の中で、意欲的に、ここでしか引き出されないものを引き出そうとしているような、そんな空気である。
またある意味、ユーミンという存在が、対談相手の「素」を引き出す役割も果たしているようにも感じられる。

音楽業のついでになんとなく、の対談とは違うものである。
読み応えがあるし、ユーミン自身気合を入れて臨んだ連載だったのだろう。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

才輝礼讃 - 38のyumiyoriな話

アマゾンで購入する
中央公論新社から発売された松任谷 由実の才輝礼讃 - 38のyumiyoriな話(JAN:9784120042980)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.