今すぐ話せるスペイン語 入門編Ver.2 (東進ブックス) の感想

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参照データ

タイトル今すぐ話せるスペイン語 入門編Ver.2 (東進ブックス)
発売日販売日未定
製作者カルロス モリーナ
販売元ナガセ
JANコード9784890853007
カテゴリ »  » ジャンル別 » 社会・政治

購入者の感想

 日本人がスペインに入国してから帰国するまでに使うであろうと想定される日常会話を散りばめたスペイン語学習書です。Ver.2となっていますが、99年刊の同名書を改訂したもののようです。

 金額の単位はペセタではなく2002年に導入されたユーロを使っていますし、インターネットカフェや電子メールに触れた会話例文も盛り込まれているので、比較的最近の事象にも対応しようという配慮が見られます。

 2枚の付属CDはスペイン人の男女が例文を、最初はネイティブ並みの速さで、そして2度目は読者が発音練習出来るようにスピードを落として吹き込んでいます。発音は大変明瞭です。ちなみに男性は神奈川大学の教授、女性は日本の外交官に外国語を教える外務省研修所の講師ということです。
 「関連表現/使える表現」のくだりだけ、スペイン人ネイティブが例文を読み上げる前に、日本人ナレーターがその文章の日本語訳を吹き込んでくれています。そのため、携帯音楽プレイヤーに録音して、通勤途上や散歩中に繰り返し聞きながら学習する際、テキストを手にせずとも和訳を知ることができる利点があります。これは外国語学習のための音声素材の作りとしては、私はとても重要だと思っています。
 欲を言えば、基本会話例のところも日本語訳を吹きこんでくれていれば、もっと使いでがあったでしょう。

 「入門編」とは銘打たれていますが本書では文法説明がかなり簡略化されているので、一通りスペイン語文法を修めた学習者がステップアップのために基本的な日常会話を勉強しようという際に使用することをお勧めします。文法知識がないまま例文を丸暗記するのは時間がかかる上に苦痛を伴うと思います。本書を効率的に活用するためにも、外国語学習の近道である文法を他書で当たってからのほうが良いでしょう。スペイン語は動詞がかなり多様に活用しますが、文法規則を身につけたほうが早く覚えられます。これは私自身の経験則ですが、多彩な顔を見せるスペイン語の動詞の活用を驚きながら楽しむくらいの心持ちで臨むと学習がはかどると思います。

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