真田太平記(七)関ケ原 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトル真田太平記(七)関ケ原 (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者池波 正太郎
販売元新潮社
JANコード9784101156408
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学

購入者の感想

いよいよ後半になってきて戦国時代の大一番、関ヶ原の戦いでほぼ第七巻一冊が占められます。

以前に関ヶ原の戦いについては本を読んだけど、第六巻合わせれば900ページの多くが関ヶ原の戦いについて語られるわけで真田太平記のなかでは一つのハイライトだけど、これだけ関ヶ原を学べる本は他に無いのでは?

みんな知っている小早川の裏切りの話も、裏切ったというよりは「東軍西軍とも関わりになりとうない...」というのが本音でそういう意味では石田三成の直下の部隊を除けばだれも三成とともに強い忠誠心と目的意識を持って闘った武将は誰もいない。小早川秀明が当時19歳だったというのは知らなかったが、どっちつかずでウジウジしている若者に、ビジネスライクに依頼をもちかける三成と違って、従わぬときは刺してしまえ!と恫喝するオソロシイ家康に気の弱い秀明がびっくりして従ってしまったというのが本当のようだ。

真田昌幸、幸村父子も秀吉、上杉景勝への忠誠心で西軍として闘ったわけで三成への思いいれはなにもない。上田城の戦いは真田のトリックにまたもやだまされる秀忠軍、そのやりとりと戦いの描写はさすが真田太平記となのるだけはある。

フィクションの部である草の者の物語は、正直いっていまひとつかなー?なぜなら最初から結果がわかってるわけで歴史は変えられない。ちょっと付け足しみたいな話になってしまった。

角兵衛は若干活躍するが向井佐平次の話はほとんどなし。まぁ、関ヶ原はその戦いの話だけでも読者の期待が大きいわけで、フィクションのキャラはおさえめにしたのかな?

それではのこりの後半5冊、がんばって読もう。

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