琳派のデザイン学 (NHKブックス No.1202) の感想
参照データ
タイトル | 琳派のデザイン学 (NHKブックス No.1202) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 三井 秀樹 |
販売元 | NHK出版 |
JANコード | 9784140912027 |
カテゴリ | アート・建築・デザイン » 芸術一般 » 美術史 » 東洋・日本美術史 |
購入者の感想
「琳派」とは、安土・桃山時代の俵屋宗達、尾形光琳を祖とし、
それに続いた江戸時代の酒井抱一、鈴木其一に代表される装飾美術の大きな芸術の潮流です。
しかもこの流れは血脈によらず、感動と私淑によっている事が最大の特徴です。
この美意識は、日本文化の底流に流れているものであるとともに、
近代のデザイン表現に大きな影響を与えています。
近代デザイン表現の特徴は、
・非対称の構図と余白の美
・平面的表現と鮮やかな色彩
・斜線の配置によるダイナミックな視点の自由度
・抽象的表現と具象的表現の融合
・文様美とデフォルメ(誇張)
・ディストーション(形の歪曲)
・遠近法を無視した表現とコラージュの手法
・奥行き感の強調
ですが、これは琳派の表現の特徴とほとんど一致しています。
現代の「クールジャパン」と呼ばれる文化の潮流も、その底流に「琳派」の美意識があってのものです。
それに続いた江戸時代の酒井抱一、鈴木其一に代表される装飾美術の大きな芸術の潮流です。
しかもこの流れは血脈によらず、感動と私淑によっている事が最大の特徴です。
この美意識は、日本文化の底流に流れているものであるとともに、
近代のデザイン表現に大きな影響を与えています。
近代デザイン表現の特徴は、
・非対称の構図と余白の美
・平面的表現と鮮やかな色彩
・斜線の配置によるダイナミックな視点の自由度
・抽象的表現と具象的表現の融合
・文様美とデフォルメ(誇張)
・ディストーション(形の歪曲)
・遠近法を無視した表現とコラージュの手法
・奥行き感の強調
ですが、これは琳派の表現の特徴とほとんど一致しています。
現代の「クールジャパン」と呼ばれる文化の潮流も、その底流に「琳派」の美意識があってのものです。