書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む の感想

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参照データ

タイトル書誌学入門 古典籍を見る・知る・読む
発売日販売日未定
製作者堀川貴司
販売元勉誠出版
JANコード9784585200017
カテゴリジャンル別 » 人文・思想 » 本・図書館 » 本・書誌学

購入者の感想

『書誌学』と聞いて、「ナニをやる学問なんだろう」というのが当初いだいた率直な思いでした。連想されるのは「たしか林望先生はショシガク者だったよな」という程度でした。ですから、『書誌学』についてはまったく無知といっていい状態でした。「入門」と付いていたので、当該書籍を手にいたしました。

『はじめにー書誌学の目的と対象』の冒頭:《書誌学とは耳慣れないことばでしょう。書物そのものを対象とする学問として、その目的をしっかりと認識した上で実践に取りかかって下さい。》とあります。それから、書籍には、モノとしての側面と内容(テクスト:情報)としての側面とがあり、書誌学とはもっぱらモノとしての書物の成立と伝来に着目していくものであることが示されています。「です・ます」調の文章で難解な印象はありません。

『第一部:古典籍を見る(実践編)』には、“実践編”とあるとおり、すぐさま「調査用具と参考書」が取り上げられ、書誌学とは、「具体的なモノに即して考える」「実践」する学問であることを肝に銘じられます。

専門用語が数多く出てまいりますが、理解を助ける多くの図版もあり、それが身に付くかどうかは「慣れ」の問題であるように思います。「付録 書誌調査の流れ/和暦西暦年表」もあり、参考文献が示され、索引も用意され、入門書としてたいへん行き届いた内容を備えているように思います。また、ソフトカバーで軽量なつくりの当該書籍は調査のために持ち歩く上でも有用であるように思います。お値段も内容からいってたいへんお得なのではないでしょうか。

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