日米戦争を起こしたのは誰か ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず の感想

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タイトル日米戦争を起こしたのは誰か ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず
発売日販売日未定
製作者藤井厳喜
販売元勉誠出版
JANコード9784585230366
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

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なかなか興味深く読んだ。
第三一代大統領ハーバート・フーバーの回想録
『Freedom Betrayed (裏切られた自由)』
を元に3人の対談と、それぞれの寄稿文寄せ集めだが、
ハーバート・フーバー大統領はルーズベルトを狂人と呼んでいる。
具体的には、『私は日本の戦争の全体が、戦争に入りたいという狂人の欲望であったと述べたところ、マッカーサーも同意した』

フーバーはまた、ルーズベルトが日本を戦争に追い込まなければならなかった理由について、
6年に及ぶニューディール政策の失敗を糊塗するため、また1000万人の失業者の存在を覆い隠すためだったと推測している。

1938年にはルーズベルトの政策顧問が「日本を戦争に多い込むことで、アメリカの海軍用艦船を建造させ、アメリカの重工業を復活させる」と、語っていたそうだから、早くから日本を戦争に追い込んでアメリカの軍需産業を復活させ不況を克服するという政策がルーズベルトのオーバルオフィスの中で常に議論されていたのだろう。

アメリカの産業を復活させるために、日本は戦争せざるを得なくなって、数百万人の尊い命が失われた。。

日本は戦後、アメリカのWGIPによって自虐史観をあらゆるところで強制されてきた。具体的には、
一、日本は半封建的で、絶対君主天皇がいたから戦争を起こした
二、日本は軍国主義で、軍部が支配していたから戦争を起こした
三、日本には言論の自由がなく、軍国主義に反する言論が弾圧されていたから戦争になった
四、日本は偏狭な民族主義、日本優越主義を信じていたために戦争を起こした
五、日本は国家神道という狂信的な信仰を国民に強要していたから戦争を起こした
民族主義というのは理解できないが、天皇制、軍国主義、言論弾圧、国家神道が中国を侵略し、日本を戦争へと追い込んだ、と言われれば誰でもそうだと頷くだろう。その全てに反論は出来るのだが。フーバー大統領の著作を信じるならば、事実は違っていた。

また、フーバーはその著作の最後で
「中国が第三次世界大戦の引き金になるかも知れない」

 「大統領フーバー」と言えば、「1929年の大恐慌」に対応できず、F・ルーズベルトに大統領の座を明け渡せざるをえなかった「無能な大統領」と一般には記憶されている。しかし、それは事実ではなく、優れた鉱山技術者、経営者、人道的配慮に優れた政治家、そして「歴史家」であった。
 フーバーは、1964年の死の直前に完成させた「裏切られた自由( Freedom Betrayed)」の中で、「第二次大戦」と、戦後の「ソビエトの東欧支配」「中華人民共和国の成立」「戦後冷戦世界」を招いたF・ルーズベルトの責任を厳しく批判した。
その骨子を特に日本との関係で言えば、「1941年の開戦に至る前の日米交渉において、アメリカは開戦を前提に経済戦争を仕掛け、日本を挑発し続けた」「日米戦争はアメリカが仕掛けた戦争である」「原爆投下の必要はなく、その重みは今もアメリカ国民の上にのしかかっている」・・・こういったものである。
1948年のCh.ビーアドの批判、1958年、ウェデマイヤーの回顧録、1976年、ハミルトン・フィッシュの回顧録。1960年代後半から我が国でも公刊されたこれらの書物の読者であった人々にとっては、もはやF.ルーズベルトが「愚かで狂気に満ちた大統領だった可能性」への疑いは、驚くことではないだろう。
本書は、誰もが読みこなせる訳ではない900ページに及ぶ原著から、フーバーが特に指摘する「アメリカが国策を誤った十九のポイント」の一つ一つに解説を加え、「第二次大戦の真の原因」と「アメリカの誤りが現出させた戦後世界」を批判するフーバーの主張を日本の読者に分かりやすく伝えようとする書物である。
その中で、「第一の過ち」として取り上げているのが「1933年の国際経済会議の失敗」である。時系列的に取り上げている最初に置かれた問題であるが、FDRの国務長官コーデル・ハルが後に「第二次大戦の起源」としてほかならぬFDRを厳しく批判した問題でもある。

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