時刻表ひとり旅 (講談社現代新書 620) の感想
参照データ
タイトル | 時刻表ひとり旅 (講談社現代新書 620) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮脇 俊三 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061456204 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 趣味・実用 |
購入者の感想
根っからの鉄道ファンで鉄道紀行文学の大家である著者にとって、分厚い時刻表は必要な列車を「調べる」ための単なる手段ではなく、一見無味乾燥な数字の羅列からダイヤを作成した人々の努力、わが国の多彩な国土の風景、百年を越える鉄道の歴史までを想起させてくれる立派な「読み物」である。
私も、小学校のときにこの本を読んで見事に感化され、以後大人になった今に至るまで、深遠なる時刻表の魅力に取りつかれた者の一人だ。
宮脇氏の初期作で、筆者が一生の趣味としてきた時刻表の世界への深いこだわりの集大成である。列車や鉄道路線を擬人化し、主役として見事描いてしまう技量を持つ作家が、今後筆者の他に現れるであろうか。
私も、小学校のときにこの本を読んで見事に感化され、以後大人になった今に至るまで、深遠なる時刻表の魅力に取りつかれた者の一人だ。
宮脇氏の初期作で、筆者が一生の趣味としてきた時刻表の世界への深いこだわりの集大成である。列車や鉄道路線を擬人化し、主役として見事描いてしまう技量を持つ作家が、今後筆者の他に現れるであろうか。