沖田総司 - 新選組孤高の剣士 (中公文庫) の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

有名な天才剣士「沖田総司」を描いた本格的な伝記です。
同じ文庫の「土方歳三」「斎藤一」に続く第３弾ということで、発売を楽しみにしていました。
これまで漠然としていた試衛館や多摩のこと、小説的なイメージだった最期の模様が、本書に出会えたおかげで本当によく理解できました。
また、内妻が死んで、総司の肺結核が進行していく後半は、思わず切なくなりました。
死亡地のことなども、従来にない視点で書かれています。
とても新鮮で、素晴らしい本です。私にとって大切な一冊となりました。多くの新選組、沖田ファンにお勧めします。