身ぶりとしぐさの人類学―身体がしめす社会の記憶 (中公新書) の感想
参照データ
タイトル | 身ぶりとしぐさの人類学―身体がしめす社会の記憶 (中公新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 野村 雅一 |
販売元 | 中央公論社 |
JANコード | 9784121013118 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 文化人類学・民俗学 » 文化人類学一般 |
購入者の感想
身体動作という非言語コミュニケーションについての興味があったのだが、本書はどちらかというと雑学的な好奇心をいくらか満たしただけであった。残念ながら図版は一切なく、Vサインとピースサインの違いといったおもしろそうな話も文字だけではうまく伝わってこなかった。また、人類学といえばフィールドワークの体験記を思い浮かべるが、この著者はただただ文献からの情報を整理するだけで、わずかに自宅周辺を歩くのみであった。構造主義云々の小難しい話も一切ない。