東京裁判 (上) (中公新書 (244)) の感想
参照データ
タイトル | 東京裁判 (上) (中公新書 (244)) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 児島 襄 |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784121002440 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 法律 » 国際法 |
購入者の感想
極東軍事裁判、通称「東京裁判」を実際に傍聴した著書による貴重なドキュメンタリー。
当時法学生であり、裁判が進むにつれ、裁判当時から「戦争を裁くことができるのか?」との疑問を
持っていた明敏な著者の目がリアルタイムで捉えたこの書は、当時の空気までをも伝えてくれる。
当時の日本人の心情、被告の人物像、スガモ・プリズンの生活、敗戦国と戦勝国でトイレすら分けられ
ていた法廷。そして「法」の名の下、戦勝国が敗戦国統治を有利に進めるために様々な裏工作が進む。
上巻は、終戦から東京裁判の開始、主に検察側の立証段階までが書かれている。
文体が少し古いが、コンパクトにも拘らず知られざる事実までも読めるので、入門書としてお薦めする。
当時法学生であり、裁判が進むにつれ、裁判当時から「戦争を裁くことができるのか?」との疑問を
持っていた明敏な著者の目がリアルタイムで捉えたこの書は、当時の空気までをも伝えてくれる。
当時の日本人の心情、被告の人物像、スガモ・プリズンの生活、敗戦国と戦勝国でトイレすら分けられ
ていた法廷。そして「法」の名の下、戦勝国が敗戦国統治を有利に進めるために様々な裏工作が進む。
上巻は、終戦から東京裁判の開始、主に検察側の立証段階までが書かれている。
文体が少し古いが、コンパクトにも拘らず知られざる事実までも読めるので、入門書としてお薦めする。