キャリア論 の感想
参照データ
タイトル | キャリア論 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高橋 俊介 |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492531648 |
カテゴリ | ジャンル別 » ノンフィクション » ビジネス・経済 » その他 |
購入者の感想
組織・人事研究の第一人者である高橋俊介によるキャリア論。
MBAなどを取得し、どの企業にいっても通用するキャリアを構築していくという「社会出世」ではなく、ある企業内で得意分野を活かし「自分らしいキャリア(自律的キャリア)」を構築していくことが、多くの企業や個人にとって望ましいものであることを明らかにし、自律的キャリアを形成するために、雇用者は何をすべきなのかを示している。
職員の自律的キャリアを促進することが、職員の満足度を高め、上昇志向はないが優秀な人材をつなぎとめておくという観点から、企業経営上重要であるとし、既存のピラミッド型の支配的な仕事スタイルを変えないまま、狭義のエンプロイアビリティー偏重の人事政策を行うと、優秀な人材が流出するだけの結果になると警鐘を鳴らしている。
また、ビジネスパーソンに対する面接調査結果から、キャリア自律行動として、「主体的ジョブデザイン行動」「ネットワーキング行動」「スキル開発行動」が重要な要素であることを明らかにしている。
企業の経営者や人事担当者はもちろん、自分のキャリアについて考えてみたいという人には、一読の価値がある本である。
MBAなどを取得し、どの企業にいっても通用するキャリアを構築していくという「社会出世」ではなく、ある企業内で得意分野を活かし「自分らしいキャリア(自律的キャリア)」を構築していくことが、多くの企業や個人にとって望ましいものであることを明らかにし、自律的キャリアを形成するために、雇用者は何をすべきなのかを示している。
職員の自律的キャリアを促進することが、職員の満足度を高め、上昇志向はないが優秀な人材をつなぎとめておくという観点から、企業経営上重要であるとし、既存のピラミッド型の支配的な仕事スタイルを変えないまま、狭義のエンプロイアビリティー偏重の人事政策を行うと、優秀な人材が流出するだけの結果になると警鐘を鳴らしている。
また、ビジネスパーソンに対する面接調査結果から、キャリア自律行動として、「主体的ジョブデザイン行動」「ネットワーキング行動」「スキル開発行動」が重要な要素であることを明らかにしている。
企業の経営者や人事担当者はもちろん、自分のキャリアについて考えてみたいという人には、一読の価値がある本である。
サブタイトルでは「個人のキャリア自律のために会社は何をすべきなのか
」とありますが、キャリアについて不安を持っている人が読んでもためになる
と思います。個人としては、キャリアデザインの前にジョブデザイン、つまり
日々の仕事にコミットし、そこからスキルアップを図るということが大事なんですね。
」とありますが、キャリアについて不安を持っている人が読んでもためになる
と思います。個人としては、キャリアデザインの前にジョブデザイン、つまり
日々の仕事にコミットし、そこからスキルアップを図るということが大事なんですね。