戦国関東の覇権戦争 (歴史新書y) の感想

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タイトル戦国関東の覇権戦争 (歴史新書y)
発売日販売日未定
製作者黒田 基樹
販売元洋泉社
JANコード9784862487643
カテゴリ歴史・地理 » 日本史 » 一般 » 日本史一般

購入者の感想

 関東の戦国時代は応仁の乱よりさらに10年早く関東公方家と関東管領家の対立による享徳の乱によって始まっていた。さらに今川氏親の舅にして後見人である伊勢盛時(早雲)の伊豆進入を経て本格化する、北条3代氏康は河越夜戦により、鎌倉公方家、関東管領家の権威、武力を大きくそぎ、版図を大きく広げた。関東における対北条の大勢力は常北南奥の佐竹、南総の里見くらいになってしまったのだ、
 しかし、そこに関東管領家山内上杉の名跡を継いだ長尾景虎があらわれる。毎年のように越後から下野を経て「異国の兇徒」北条を撃つため関東における正統を唱え南下してくるのだ、そのたびに関東の国衆(大規模領主)は上杉についたり北条についたりと右往左往する。
 謙信といえば戦国最強、義の武将というイメージで有名だが、北条側、関東の小領主、農民からみると毎年来る天災のようなものだったのだろう。
 関東の戦国史は入り組んでいてわかりにくいのと最大の大名北条氏がほとんどドラマ化されていない(しかもでるときは篭城した挙句秀吉に一撃でやられるときだけ)ので一般になじみがない。しかし現在世界最大の都市圏(東京圏)の戦国史がこの一冊で大づかみできるので歴史好き、特に戦国史好きは必読の一冊ではないだろうか。

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