平和の敵 偽りの立憲主義 の感想

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タイトル平和の敵 偽りの立憲主義
発売日2015-10-30
製作者岩田 温
販売元並木書房
JANコード9784890633340
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門

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政治学者の岩田温氏が平成27年9月19日に成立した、安保法制ー平和安全法制整備法、国際平和支援法の2法について、多くの(殆どの)憲法学者が「違憲」であると批判(誹謗中傷も含めて)していることを欺瞞であると告発している。その欺瞞の立証手順は以下だ。

第1章 暴走するリベラルたち
○法案(当時)に反対する何人かの学者、ジャーナリスト、活動家、政治家の言動、行為、行動が常軌を逸した異常な行動であること、また民主政治の根幹である選挙を否定してデモや革命を奨励していることを事例を上げて説明している。

第2章 憲法9条がありながら、なぜ自衛隊が存在できるのか?
○著者が自衛隊と憲法解釈における合憲違憲の判断は明確に違憲であると論証している。ではなぜそれでも自衛隊は今日存在し活動しているのか?著者は明確に「国民の支持」だと指摘している。

第3章 近代立憲主義とは何か?
○本書で告発しいる憲法学者の欺瞞を立証するために「近代立憲主義」について検証を試みている。憲法学では近代民主国家は主に経済的自由を擁護するために憲法を制定する、と説明しているが、著者はバーリンの消極的自由と積極的自由の概念を引用してい説明している。

第4章 偽りの立憲主義
○本章から本書のテーマである憲法学者への告発の立証過程に入る。個別的自衛権、集団的自衛権、集団安全保障体制を説明したあと、集団安全保障体制では国を守れない、と政治学者の立場から現在の国際情勢における我が国の安全保障環境の結論を述べ、過去の憲法解釈を認めない憲法学者の不誠実、偽りの立憲主義者、と憲法学者の欺瞞を立証する。

第5章 集団的自衛権の行使は是か非か?

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