キャラがかんたんにイキイキ動き出す 衣類のシワ実践マスター (玄光社MOOK) の感想

写真を元にした説明なので現実的な基本といった感じです。
イラストの人物も6頭身、ドレスはシンプルなものでした…
コミックのダイナミックな動きや過剰なスカートのなびき等が知りたかったので残念。
カラーのメイキングが何故か少しありますが、正直上手いとは思えないし特に服のシワにこだわっている訳でも無く…？
基本を学ぶのは大切とは思いますが、この内容ならファッション誌で良かったかなと思います。

実際の人物モデルの写真とポーズ、衣装が豊富に掲載されています。
モデル写真とイラストが並べて掲載されているのでとても見やすくわかりやすかったです。
各ポーズしわのポイントがいくつもあり、丁寧に説明されていました。
私のシワのバイブルです♪

序章ではシワのでき方、生地による違い、人体の動き方などを10ページ弱でさらっと紹介。

服の種類は
第１章
ブラウス、セーター、Tシャツ、パーカー、

第２章
セーラー服、学ラン、ビジネススーツ（男女別）、
ウインドブレーカー（要するにジャージ？）、ユニフォーム、

第３章
着物、ドレス、軍服　で13種類。

各種類ごとに
１ページ目　　　　モデルの写真
２ページ目　　　　写真を元にハッチングで細かくシワを書き込んだイラスト
３ページ目　　　　シワを簡略化して描いたイラスト
４ページ目　　　　別アングルで捉えたイラスト（３つ）
5~６ページ目　別ポーズのイラスト（４~６つほど）
７~８ページ目　立ち上がる、振り向くなどの人の動きをアニメーションのように4枚で描き、各ポーズでのシワのでき方を解説。

といった構成。
それぞれのページでは表紙のように各ポーズごとにメモ書きが描かれていおり、細かく解説されています。

最終章では特別編として
上着にできるシワ、二人の組み合わせでできるシワ（抱きついたときや腕組みのときなど）、
アクションポーズのときにできるシワを解説。

塗りは
アニメ塗り（SAI/PhotoShop）、
厚塗り（PhotoShop）　の2種類。
どちらも完成絵を含めて4ページなので過度な期待は禁物。

全141ページと手に取った当初は「あれ？こんなに薄いのか」と思っていましたが、内容はとても濃密。
かなり満足できる内容でした。