ホントは教えたくない資産運用のカラクリ4 新バフェット流で資産形成 の感想

この「資産運用のカラクリ」シリーズは第一巻から読んできましたが、本作（第四巻）が一番内容が薄く目新しさに欠けました。読んでいて「なるほど」と思う場面も少なく、逆に「この話って前に読んだよなぁ」と思うものばかり。
バフェット流長期投資の話は本作シリーズでも既出ですし、逆にシリーズ第三巻（錬金術）のほうが参入障壁や”差異”が利益を生むなど深く詳しく書かれていたように思います。
ロングショートやオプション取引についても触れられていますが、どちらかというと基本用語解説的な記述が多く、実際の運用に直結する内容ではありません。実際に取引しようとするなら、専門書を読む必要がありでしょう。

投資家教育のためにもっと頑張って欲しいなぁ。。。
ただ著者からすると、こんな二千円もしない市販の本でそこまで教えてあげないもんね！ってことかも知れないですけど。