シャオミ 爆買いを生む戦略 の感想

中国人留学生です。この間日本に留学したので、国内の本を読むチャンスがなかなかいなくて、この本を購入しました。
中国のスマートフォン業者が東南アジアなどの国ではいくつか有名なブランドがあります。シャオミオもその中の一つです。シャオミオという名付ける会社は、スマートフォン以外も、掃除機や充電池など機能的かつやすい製品を売る会社です。今はほかの企業と関連して、エコシステムを作る形で会社の運営を求めます。
この本はシャオミオのインターネット上のマーケティング戦略や企業組織や企業文化にかかる貴重な一冊です。中国国内でも評判が高いです。作者自身もシャオミオの運営者でした。
この本と爆買いあんまり関係ないじゃないんですか？なぜどういうタイトルをつけるのはちょっと理解できなくて、読者には迷惑かけてるかもしれません。

ご多分に漏れず?「爆買い」という言葉に惹かれて買ってしまいましたが、この本と日本国内での爆買いとは全く関係がありません。「爆買い」という言葉すら出てこない。
で、他のレビューアーのかたとは私は正反対なのですが、前半が面白く、後半は若干退屈でした。前半を読んでいると、日本で「中華パッド」とか揶揄する言い方で「中華中華」と言っているけれど、あまりバカにしたものでもないというか、製造業者とユーザーの熱気を感じる。日本の「平板」で高級路線にしても安価路線にしても売れているものってなによ、防水だからSONYは確かにイイのだけれど、防水性能以外の何が良くて売れているのかときどき自己分析も必要じゃないかなと思える。私もZ Ultra使っていますからイイのは分かるけれど、その良さがよく知られているかというとそうでもないから……。

大事なことなので二度言いますが、「爆買い」については全く出てこない本ですヨ。ご注意あれ。